2024-03-29T05:15:20Z
https://u-ryukyu.repo.nii.ac.jp/oai
oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02019410
2022-07-26T23:35:17Z
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相対論的時間と光の速さについて
仲座, 栄三
open access
沖縄科学防災環境学会
relativity
light speed
Lorentz transformation
time dilation
redshift
relativistic time
2つの慣性系の存在を仮定し,呼び名の上でそれらに違いを与えるために,その一方を静止系と呼び,他方を運動系と呼ぶ.このようなとき,古典的物理によれば,静止系に対して一定速度 v で遠ざかる運動系に向けて,静止系から一定速度 u で投じられた石の速度は,運動系から眺めれば,速度 u - v となって観測される.これと同様に,静止系に対して一定速度速度 v で遠ざかる運動系に向けて,静止系から放たれた光(伝播速度c)を運動系から眺めれば,その伝播速度は c - v となって観測されるはずである.しかし,実際には,静止系と同様に,運動系でもその光の伝播速度は c となって観測される.このことに関し,アインシュタインは「光速度不変の原理」を導入し,相対性理論を導いている.本論は,「光の速度不変の原理」を導入することなく,光の速度がそのように観測される事実の物理を説明している.
沖縄科学防災環境学会
Okinawa Society of Science, Disaster Prevention, and Environmental Engineering
journal article
VoR
https://doi.org/10.24564/0002019410
http://hdl.handle.net/20.500.12000/0002019410
https://u-ryukyu.repo.nii.ac.jp/records/2019410
10.24564/0002019410
2
1
77
80
https://u-ryukyu.repo.nii.ac.jp/record/2019410/files/vol2no1p77.pdf