2024-03-29T14:54:45Z
https://u-ryukyu.repo.nii.ac.jp/oai
oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02005470
2022-10-31T02:43:35Z
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教育実習生や若手教員の授業実践力向上のための基礎研究 -授業実践後の教育実習生と中堅教員との自己分析内容の差に関する一事例-
A Fundamental Research for Teaching Abilities Improvement at Stage of Trainee in Undergraduate and Younger Teacher -A Case Study of Self-analysis-differences after Teaching between A Trainee Teacher And A Mid-career Teacher-
吉田, 安規良
西島, 彩子
Yoshida, Akira
Nishijima, Saiko
安価な小型ビデオカメラを「授業者目線カメラ」として用いて中堅教員と教育実習生の授業実践を記録した。さらに実践を自己分析してもらう過程を通して,教育実習生や若手教員の授業実践力向上のための支援のあり方について整理した。1. 「授業者目線カメラ」の映像記録から,机間指導時や全体指導時の映像に,子どもたち全員がまんべんなく映っている場合は,授業者が全体に視線を向けていると考えられる。反対に,特定の子どもが多く映っている場合では,その理由を考えることが指導の仕方を見直すきっかけになる。授業者目線カメラは授業者とともに移動するので,子どもたちの表情や作業を近くから捉えることができる。さらに,机間指導中でのノートの映り具合から,机間指導中に授業者がどれだけ子どものノートに目を向けていたかを確認できる。2. 琉球大学教育学部附属小学校教諭と教育実習生の授業実践後の自己分析の結果から,映像記録の活用法には授業者目線カメラと第三者目線カメラの映像を往来して授業を振り返る方法と授業者目線カメラの映像のみで授業を振り返る方法がある。前者では,授業者が見ていなかったものを知ることができ,後者では,授業者自身が見ていたものを再度振り返ることで,より子どもたちの表情や発言に注目するような分析がされていた。附属小教員は,授業者目線カメラを自ら活用して授業を振り返ることができていたが,教育実習生には,自己分析をする際に注目する点などを提示する必要があった。
紀要論文
http://purl.org/coar/resource_type/c_6501
琉球大学教育学部
2010-02
VoR
http://hdl.handle.net/20.500.12000/16471
1345-3319
AA11393705
琉球大学教育学部紀要
76
188
173
jpn
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