2024-03-28T17:58:36Z
https://u-ryukyu.repo.nii.ac.jp/oai
oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02012509
2023-08-03T05:37:58Z
1642838163960:1642838338003
1642838403551:1642838407795
腹腔鏡手術が有用であった脳室腹腔シャントチューブ横行結腸内迷入の1例
A Case of Penetration of the Peritoneal Shunt Tube of a Ventriculo-peritoneal Shunt System into the Transverse Colon that was Successfully Treated by Laparoscopic Surgery
宮城, 良浩
金城, 達也
狩俣, 弘幸
下地, 英明
西巻, 正
Miyagi, Yoshihiro
Kinjo, Tatsuya
Karimata, Hiroyuki
Shimoji, Hideaki
Nishimaki, Tadashi
脳室腹腔シャント
腹腔内迷入
横行結腸穿通
ventriculo–peritoneal shunt
migration
bowel penetration
症例は20歳,男性.0歳時,髄膜瘤に対する手術の際に,脳室腹腔シャント(VPシャント)を造設.8歳時に水頭症発症し,シャント入れ替えが施行されていた.3カ月前より右前胸部シャント挿入創に肉芽形成を認め,1カ月前に同部位から排膿を認めるようになり,シャント感染が疑われた.シャント抜去術が予定されたが,術前腹部CTでチューブの腸管内迷入所見を指摘.腹部に圧痛はなく,腹膜刺激症状はみられなかった.腹腔鏡による腹腔内観察では,チューブ先端が横行結腸内へ迷入していたため,小開腹にてチューブを抜去し腸管を修復した.術後抗生剤投与により前胸部創感染は改善し,今後は経過観察し,水頭症が出現した場合にシャント再造設を予定することとなった.VPシャントチューブの消化管穿通はまれな合併症であるが,本症例では診断および治療に腹腔鏡下手術が有用であった.
論文
http://purl.org/coar/resource_type/c_6501
日本臨床外科学会
2014
VoR
http://hdl.handle.net/20.500.12000/46271
1882-5133
1345-2843
日本臨床外科学会雑誌
7
75
1918
1915
jpn
https://doi.org/10.3919/jjsa.75.1915
https://doi.org/10.3919/jjsa.75.1915
open access