2024-03-29T11:44:03Z
https://u-ryukyu.repo.nii.ac.jp/oai
oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02016630
2022-02-22T06:43:48Z
1642838163960:1642838253200:1642838253649:1642838265983
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[報文]ハブのトレース誘引刺激物質の開発1 : 餌動物体表の臭いに由来する化学成分
[Originals]Development of trace inducing stimulants for Habu (Protobothrops flavoviridis) 1 : Chemical components generated from odor of bait animal's body surface
新屋敷, 博人
寺田, 考紀
荻原, 和仁
西村, 昌彦
玉那覇, 康二
SHINYASHIKI, Hiroto
TERADA, Koki
OGIHARA, Kazuhito
NISHIMURA, Masahiko
TAMANAHA, Koji
ハブ
誘引物質
マウス
皮脂
トレース行動
超音波溶出法
Protobothrops flavoviridis
Stimulant
mouse
lipid
trace behaivior
Ultra sonic-method
著者らは、ハブの餌動物であるマウスの体表由来の皮脂を抽出し、エーテル抽出物にある一定のハブ誘引活性を確認した。しかし、分離精製操作によりその活性は減少、又は消失し、皮脂以外の成分の関与が示唆された。そのため、マウスケージに入れた試験管に付着した全ての物質を超音波を用いて強制的に溶出させた。これらの誘引効果は強く、マウスの直接引きずりに相当、もしくはそれに次ぐものであった。さらに、マウスとヒヨコの体表由来成分と混合して誘引試験に供した結果、マウスの直接引きずりと同等、もしくはそれ以上のハブ誘引活性を示し(現在も実験、効果検討中)、ハブ誘引剤の実用化の可能性が示唆された。また、いくつかの課題は有るが、超音波法は餌動物の屠殺の必要がない、有機溶媒を使わない、操作が簡便などの利点から誘引の可能性を持った成分の採取、入手が容易になる。そのため、既存のトラップと組み合わせることによるハブ捕獲効果の向上など、ハブ防除に関して能動的な制御の可能性が期待される。
論文
http://purl.org/coar/resource_type/c_6501
南方資源利用技術研究会
The Society of Tropical Resources Technologists
VoR
0912-9588
AN10236281
南方資源利用技術研究会誌 = Journal of the society tropical resources technologists
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11
jpn
open access
南方資源利用技術研究会