2024-03-29T00:24:28Z
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oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02017654
2023-07-11T05:20:26Z
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[Articles] Recession of Valley-side Cliff Made of Waimai Limestone in South Auckland, New Zealand
[論文] オークランド南部のワイマイ石灰岩がつくる崖の後退
Maekado, Akira
前門, 晃
CampbellS.Nelson
オークランド南部に広がるワイマイ石灰岩は比高4m, 傾斜76°の崖を形成する. 崖の基部にはノッチ, その前面にはワイマイ石灰岩のブロックがみられることから, 崖の基部にノッチが形成され, ノッチの成長とともにノッチ上の崖が不安定になり転倒崩落で躍は後退すると考えられる. 崩落ブロックの大きさは1.3~3.4mであり, ノッチの深さが1.3~3.4mに達した時に崖は転倒崩落するものと考えられる. 崖の転倒崩落に片持はりのモデルを適用して,崖の限界突出長さを求めると5.2mとなる. この値は崩落プロックから推定した限界突出長さと大きく異なっている. 石灰岩には崖の面にほぼ平行に割れ目が発達し, 崖の面から割れ目までの長さは1.0~2.5mである. この長さは崩落ブロックの大きさに近似している. このことから, ワイマイ石灰岩の崖の限界突出長さは崖の面にほぼ平行に発達する割れ目の間隔に支配され, ノッチの深さが1.3~3.4mに達した時に割れ目を境にして転倒崩落で崖は後退すると考えられる.
http://purl.org/coar/resource_type/c_6501
沖縄地理学会
The Okinawa Geographical Society
VoR
0916-6084
沖縄地理
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