@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02001246, author = {神園, 幸郎 and Kamizono, Sachiro}, issue = {33}, journal = {琉球大学教育学部紀要 第一部・第二部}, month = {Sep}, note = {神園(1983)は,年長児(7歳児,8歳児)における体制化能力の向上は,概念構造の精緻化に加え,カテゴリ数やカテゴリサイズといった記憶内情報の効果的なモニタリングの能力によると指摘した。この指摘をうけて,本研究では概念構造の検出やその使用能力に限界を示す年少幼児(4歳児と6歳児)に,カテゴリ数やカテゴリサイズの手がかりを与えることによって,記憶の体制化能力を高めることができるのではないかとの予想のもとに実験を行った。実験は,記銘時と検索時の手がかり付与の組み合わせによって5条件を設定し,実施した。その結果,6歳児は,検索時に手がかりを提供されることによって,分類作業で精緻化された概念構造を有効に利用することが可能となり,体制化能力が高まることがわかった。一方,4歳児は,記銘時と検索時の両事態で手がかりを付与しても,体制化率は上昇するものの,再生数の増加はみられなかった。しかしながら,課題遂行に先立って,実験者が示範する自己の記憶状態の確認や記銘リストの数量的構造を強調する具体的で,かつ,実際的な記憶方略を模倣した被験児は,6歳児と同水準の体制化率や再生数を示した。こうした結果は,従来,体制化の促進が困難であると指摘されていた6歳児はもとより,4歳児においても体制化能力の促進が可能であることを物語っている。, 紀要論文}, pages = {519--528}, title = {幼児における記憶の体制化の促進化要因}, year = {1988} }