@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02001550, author = {前, 明子 and 緒方, 茂樹 and Susume, Akiko and Ogata, Shigeki}, issue = {8}, journal = {琉球大学教育学部障害児教育実践センター紀要, The bulletin of the Research and Clinical Center for Handicapped Children}, month = {Mar}, note = {本研究では「障害児教育における音楽の活用」について、汎用性のある効果的かつ一般的な教育プログラムとして確立することを目的とし、音楽が人間の意識状態に及ぼす影響を知るために主に脳波を指標とした実験的検討を行った。健康成人女性10名に対し眠気を除去する目的で仮眠をとらせ、その後に音楽を始めとする音響条件を設定して生理学的指標の記録を行った。各音響条件下における被験者の心理的「構え」については質問紙を工夫し、詳細な自覚体験を求めた。厳密な自然睡眠の統制を行ったにも関わらず、音響実験中の意識状態は多くの場合、入眠移行段階にあった。その際の「鑑賞態度」を詳細に分析したところ、音楽鑑賞時には「音楽が好きで集中」し、「分析しイメージしていた」というような自覚体験が多く得られた。このことから、被験者は音楽を単に「聞いている」のではなく、芸術性をもった有意味な音響刺激として「鑑賞」していたことが明らかとなった。すなわち、積極的に音楽を鑑賞していたという自覚体験を持ちながらも、脳波的な覚醒水準はゆったりとくつろいでいて入眠移行期に相当する意識状態を維持していたといえる。このような自覚体験に伴う脳波的意識状態の変動が生じた背景には、被験者の心理的「構え」が強く影響していたと考えられ、音楽鑑賞時には「有意味刺激」として捉えたことによる特異的な心理状態が存在し、そのことが生理的な脳波変動に影響を与えていたことが改めて示唆された。, 紀要論文}, pages = {69--77}, title = {音楽を活用した教育実践のための基礎的研究 : 音楽鑑賞に関わる心理的「構え」と脳波変動}, year = {2007} }