@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02002337, author = {Kurafuji, Takeo and 蔵藤, 健雄}, issue = {10}, journal = {言語文化研究紀要 : Scripsimus}, note = {Grimshaw1991の拡大投射理論ではCPやIPはVPの拡大投射であり[-N,+V]の素性を持つと規定される。一方Grimshaw 1997等では時制補文は常にCPである必要はなく、補文標識がない場合はIPまたはVPであると分析される。これら2つの理論を仮定すると、時制補文範疇の選択制限を語彙情報の中に指定する必要がなくなり、「命題は[-N,+V]の素性を有する範疇として具現化する」という規則として規定できるようになる。これはthinkの補文のようにthatを任意に省略できる場合には大変都合がよい。しかし、regretの補文や文主語のようにthatを省略できない場合がうまく扱えない。そこで本稿では素性指定のない拡大投射の定義を提案し、命題の範疇は順序付けられた違反可能な制約の相互作用により決定されることを最適性理論を用いて主張する。特に英語のthatや日本語の「と」は語彙素性を持たない(つまり、[φN,φV])と仮定すると、thatの省略が不可能である場合や、「と」ではなく「の」が用いられる場合が原理的に説明できることを示す。, 紀要論文}, pages = {103--120}, title = {Projection Extension and C-Selection} }