@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02002355, author = {Yamauchi, Susumu and 山内, 進}, issue = {2}, journal = {言語文化研究紀要 : Scripsimus}, note = {Taylor(1953)が、英文の読解難易度を計る方法としてクローズテストを提案して以来、TESL/TEFLの分野においてもその有効性について様々な研究がなされてきた。その結果、実験方法や様々な要因によって異なった結果が得られることから、クローズテストが特に優れて妥当性や信頼性の高いテスト形式とは言えず、他の多くの言語テスト同様、ひとつのテストテクニックである、と考える見方が最近の評価である。しかしながら、70年代から80年代にかけての妥当性や信頼性を探るための諸相関研究を比較検討してみると、実験方法や諸要因の違いにもかかわらず、クローズテストとリスニングテストの相関については、ESL学習者と日本人学習者を対象とした実験では、それぞれに一貫した結果が得られている、という興味ある事実が認められる。ESLの学習者の場合は両者は非常に高い相関を示すのに対し、日本人の学習者を対象とした場合は低い相関が得られるという傾向が顕著に認められるのである。\n本稿は、上記のような傾向が認めらるかどうかを実験によって検証し、実験結果の考察を行ったものである。琉球大学の1年次学生63名を被験者に標準型クローズテストと4肢選択のリスニングテストを行い両者の相関係数を算出した処、.63という測定値が得られた。これはほとんどのESL学習者を対象とした実験で得られた数値より低く、従って、上記のような傾向が存在することが確認された。このようなテスト結果をもたらした原因には、リスニングテストの問題数がクローズテストよりも少なく、信頼性が低かったことが考えられるが、さらに、4肢選択方式によるテストがどれだけ正確に被験者の能力を測り得るかという問題、また、系統的なリスニング指導がなされていないという日本人EFL学習者特性の問題などについて言及した。, 紀要論文}, pages = {51--64}, title = {Cloze and Listening Comprehension Tests} }