@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02002368, author = {Kurafuji, Takeo and 蔵藤, 健雄}, issue = {50}, journal = {琉球大学欧米文化論集 = Ryudai Review of Euro-American Studies}, month = {Mar}, note = {最適性理論(OT)では、制約は順序付けられており、違反可能である.そして、複数の候補の中でより上位の制約をみたしている候補が、入力に対する最適解、即ち文法的出力となる.このような文法観では、すべての非文法的表現/解釈は、何らかの文法的表現/解釈に必然的に阻止されていることになる.しかし、一見、対応する文法的表現が存在しないような非文が存在する.これをどのように処理するかが、OTにおける表現不可能性問題(the ineffability problem)とよばれるものである.本論では、表現不可能性問題の例として、英語とイタリア語の多重wh疑問文をとりあげ、Lgendre,Smolenky and Wilson(1998)で提案されたPARSE(wh)という制約を用いた解決案が妥当でないことを、単方向的OT統語論と単方向的OT意味論、及び、双方向的OTの観点から議論する.そして、イタリア語で非文として扱われてきた多重wh疑問文Chi ha detto cosa?(who has said what?)は、主語が談話連結(D-linking)として解釈されれば文法的となり、この解釈が談話連結されない解釈を阻止しているという分析を提案する.また、英語の非文多重wh疑問文の一つである_*Who left why?は、等位接続を用いたWho left and why?が最適出力であると考えれば、PARSE(wh)を用いた場合の不自然な結果に比べて、直観的により妥当な文法形式・解釈の対が得られることを示す。, 紀要論文}, pages = {33--53}, title = {PARSE (wh) and the Ineffability Problem of Multiple Wh-Questions}, year = {2006} }