@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02003492, author = {吉田, 茂 and Yoshida, Shigeru}, issue = {17}, journal = {琉球大学農学部学術報告, The Science Bulletin of the Faculty of Agriculture. University of the Ryukyus}, month = {Dec}, note = {ハワイにおける養豚農家にとって養豚経営上最も重要な課題はいかにすれば飼料費をきりつめることができるかと云うことである。前の研究では, ハワイにおける入手可能な全ての飼料要素を用いて最小費用飼料の配合方法を検討した。本研究では入手可能な飼料要素から糖蜜を除いて, 糖蜜を含まない最小費用飼料を算出した。前の研究と同様に35∿99lbの育成豚, 100∿149lbの肥育豚および母豚, ならびに150lb∿出荷にいたるまでの肉豚を対象として3種類の最小費用飼料を算出した。算出方法も前の研究と同一方法で行なった。最後に糖蜜を含まない最小費用飼料と糖蜜を含む最小費用飼料を飼料効率(糖蜜を含む飼料と含まない飼料では飼料効率に相違が認められ, 糖蜜を含む飼料は含まない飼料にくらべ飼料効率がいく分下がる)を考慮に入れて比較検討した。以下は本研究の要約である。(1)大麦, ダイズ粉およびマグロ粉は全ての最小費用飼料に含まれている。大麦は35∿99lbの糖蜜を含まない育成豚用飼料を除く, 他の5つの最小費用飼料に最大の構成要素として含まれている。35∿99lbの糖蜜を含まない育成豚用飼料にはマイロが最大の構成要素で含まれている。マグロ粉は35∿99lbの育成豚用および100∿149lbの肥育豚および母豚用の飼料にその最大許容量5lbが含まれている。(2)タンパク質, digestible energyおよびmethionineは全ての最小費用飼料に本研究で限定した最小要求量が含まれている。(3)大麦は全ての最小費用飼料に非常に不安定な構成要素として含まれ, マグロ粉は比較的安定した要素である。糖蜜とDL methionineは非常に安定した要素である。(4)全ての最小費用飼料にとって, トウモロコシは, 最小費用飼料に含まれなかった要素の中では安価な要素である。すなわちトウモロコシは現在最小費用飼料に含まれているある要素の価格が騰貴した場合に, 他の除外された要素にさきがけて最小費用飼料の構成要素となりうるチャンスがある。それにひかえ, Tri. ca. phosphateおよびTri. so. poly phosphateは非常に割高な要素であり, 最小費用飼料の構成要素となる可能性はほとんどない。(5)カルシウムは安価な栄養素であるが, digestible energyとmethionineは割高な栄養素である。(6)最小費用飼料のコストは育成豚, 肥育豚, および肉豚と飼料給与対象豚の体重が増すにつれて低下する。(7)単に100lb当たりの飼料費に関するかぎりにおいては, 糖蜜を含んだ飼料の方が糖蜜を含まない飼料より安いと云えるが, 飼料の効率を考慮に入れて両飼料を比較すると結論は次の通りである。a)35∿99lbの育成豚と100∿149lbの肥育豚および母豚に対しては糖蜜を含まない飼料を給与する方がより経済的である。b)150lb∿出荷にいたるまでの肉豚に対しては糖蜜を含んだ飼料を給与する方がより経済的である。, 紀要論文}, pages = {387--410}, title = {II. 糖蜜を含まない最小費用飼料の決定(線型計画法による最小費用養豚飼料の決定に関する研究)(農学科)}, year = {1970} }