@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02003925, author = {與那原, 建 and Yonahara, Tatsuru}, issue = {75}, journal = {琉球大学経済研究}, month = {Mar}, note = {「スタック・イン・ザ・ミドル」とは、複数のタイプの競争戦略を同時に追求す\nることにより、虻蜂取らずになって失敗してしまうことをいう。この考え方は、競\n争戦略の研究にきわめて大きな影響をおよぼしたポーターの競争戦略論の中心的位\n置を占めている。\n 競争優位を獲得するには、競争の基本戦略のうち1つだけを選択し、それを一貫\nして追求しなければならないというのがスタック・イン・ザ・ミドル論の基本的主\n張であるが、それについては賛否両論あり、論争は現在も継続中である。われわれ\nは、このように議論が継続し、なかなか結論に到達できずにいるのは、ポーターに\nよるスタック・イン・ザ・ミドルの捉え方そのものに問題があるからではないかと\n考えている。\n 本稿では、ポーターのスタック・イン・ザ・ミドル論を再考し、その論拠を確認\nしたうえで、それに対する主要な批判的研究をレビューしていく。取り上げるのは、\n基本戦略のコンテインジェンシー理論、ハイブリッド戦略優位論、ハイブリッド戦\n略併存論であるが、その検討を通じて、競争優位の獲得につながる有効な競争戦略\nが、ポーターのいうように、低コスト戦略と差別化戦略だけではないこと、すなわ\nち、ピュア戦略のみならず、ハイブリッド戦略も有効であることを論証する.ポー\nターのスタック・イン・ザ・ミドル論については、ハイブリッドを否定し、ピュア\nを肯定するという二者択一論ではなく、両者をともに有効とみなす併存論として捉\nえ直す必要があろう。, 紀要論文}, pages = {151--167}, title = {ポーターの「スタック・イン・ザ・ミドル」論再考}, year = {2008} }