@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02004230, author = {狩俣, 智}, issue = {3}, journal = {琉球大学教育学部教育実践研究指導センター紀要}, month = {Nov}, note = {中学生の幾何の論証の問題解決を認知心理学の知見によって考察した。12人の被験者に問題を発語思考で解かせて言語プロトコルを採取した。言語プロトコルは,認知のプロセスモデルACTに照らして分析され,推論の軌跡を表す証明木,スキーマを表す宣言型符号化表現,手続き的知識を表すプロダクション・ルールに表現された。プロトコル分析によってうきぼりになった問題解決者の特徴は次の通りである。幾何の論証に有能に振る舞えた被験者は,後ろ向き推論と前向き推論によって推論をすすめ,両者を途中で行き合わせるという双方向の推論によって問題を解決した。また,彼等は,後ろ向き推論によってサブゴールを導き出して,サブゴール攻略を大局的な目標にしながら前向き推論を収束させた。他方,問題解決に有能に振る舞えない生徒は,サブゴールを導出できず,前向き推論を収束させることができなかった。考察では,これらの振る舞いの違いを認知心理学の知見にもとづいて議論した。, 紀要論文}, pages = {1--11}, title = {ACTによる中学生の問題解決研究}, year = {1995} }