@techreport{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02004425, author = {狩俣, 繁久 and Karimata, Shigehisa}, month = {Mar}, note = {科研費番号: 17520303, 平成17-19年度科学研究費補助金基盤研究(C)研究成果報告書 / 研究概要 : 沖縄県石垣市白保集落は、1771年に発生した大地震と津波によって全滅し波照間島からの移住者によって再建されたが、両者の方言が同じ方言であることはよく知られている。しかし、233年間の両者の変化がどの程度か、変化はどんな面にあらわれているかについては明らかではない。2年度目である本年 (18)度には、石垣島白保集落での臨地調査を2回、竹富町波照間島での調査を1回実施した。また、これまでに収集した波照間島方言の語彙資料のパソコンへの入力とデータベース化など研究のための基礎データの整備等をひきつづきおこなった。先行研究がすくなく、代表者自身の所有する既存の調査データに少なかった白保方言の調査、研究を重点的に行なった。今年度は、とくに、周辺方言や日本語標準語からの影響や借用がすくないと考えられる文法事項、とくに名詞に接続する格助辞と係助辞をおおく含ふむ文法調査票を使用して、その形式のみならず、文法的な意味、用法をあきらかにするための例文によって調査した。また、おなじ調査票を使用した臨地調査を波照間島でもおこなった。文法調査でも、調査前の予想を超えて日本語標準語の影響がつよく、また、白保方言の変容に大きな影響をあたえたと考えられる石垣島の中央方言である四箇(石垣、登野城、新川、大川の4字)方言について臨地調査の必要性を感じた。ふたつの方言間の比較研究をおこなうとき、類似の現象が共通祖語(祖方言)にさかのぼるものか、分岐後の別々におきたものなのか、判断にまようケースがあって、単語を個別的に比較するだけでなく、音韻体系の比較、変化の要因の蓋然性や、変化が新しいものなのか、古い変化なのか、音韻変化の体系性、音韻変化の構造についても調査する必要性を感じた。なお、その点については、一部のデータに関して調査と分析を行なった。, 研究報告書}, title = {琉球八重山方言の比較歴史方言学に関する基礎的研究}, year = {2008} }