@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02004692, author = {武田, 喜乃恵 and 浦崎, 武 and Takeda, Kinoe and Urasaki, Takeshi}, issue = {10}, journal = {琉球大学教育学部障害児教育実践センター紀要, The bulletin of the Research and Clinical Center for Handicapped Children}, month = {Mar}, note = {ADHD、高機能自閉症などの発達障害のある子どもたちの生きる世界には厳しい現実がある。苦手なことに直面したり、主体性がそがれてしまいがちな現実が目の前にある。\n発達障害のある子どもたちの支援は、その子どもの能力を分析的に評価したうえで、弱いところを育てたり、持っている力で弱いところを補ったりする工夫を行うということが一般的なものとなっている。しかしそれはできない自分と向き合う状況を作ることでもあり、浜田(1997)が指摘するように今のこの子のありのままを否定してしまうことにもなりかねず、子どもたちを追い込んでしまう危険性をはらんでいる。特に思春期の発達障害のある子どもの場合、自信のなさや自尊心の低さが目立つが、思春期の発達を支える家族以外の他者となる友人とうまく関係を形成することができないために、自尊心の低さを修復することが難しい。思春期において関係形成による支援を通して、自尊心を育てていくことや子どもたちのありのままを受け止め、支えていく他者の存在は重要となる。\nそこで本研究では、思春期に焦点を当てた発達障害児に対する関係形成による発達支援を通して2事例の変容過程を明らかにし、その変容の要因について考察することを目的とした。その結果、遊びを通して関係性を深めていく中で、他者理解の力が育ち、関係性を支えに自ら苦手なことに挑戦するようになる姿がみられた。子どもたちが意欲的になれることや遊びを通して関係性を深めていくことの重要性が示唆された。, 紀要論文}, pages = {111--127}, title = {思春期の発達障害児に対する関係形成による発達支援 -事例の変容過程に焦点を当てて-}, year = {2009} }