@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02005327, author = {Yamazato, Katsunori and 山里, 勝己}, issue = {29}, journal = {琉球大学語学文学論集, Ryudai review of language & literature}, month = {Dec}, note = {イノセンス(innocence)という言葉は、ヘンリー・ジェイムズ作品の登場人物たちの分析にはひどく有効な言葉である。R.W.B. Lewisの批評に代表されるように、“American innocence”はジェイムズ批評ではひとつの鍵になる用語であろう。しかし、イノセンスという言葉はあまりにも包括的で便利すぎる用語ではないのか。ジェイムズの諸作品の具体的な文脈のなかでイノセンスという言葉はさまざまな衣裳をまとって存在しているのではないのか。本稿では、『使者たち』におけるイノセンスは、ジェイムズの文脈のなかでは具体的に“melodramatic vision”として表現され機能すると解釈し、この作品は主人公ストレザー(Strether)が“melodramatic vision”を超越し成熟したヴィジョンを獲得していく過程を描いたものとして論じた。, 紀要論文}, pages = {137--158}, title = {The Ambassadors: The Transcendence of American Innocence as Melodramatic Vision}, year = {1984} }