@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02005334, author = {Yamauchi, Susumu and 山内, 進}, issue = {35}, journal = {琉球大学語学文学論集, Ryudai review of language & literature}, month = {Dec}, note = {クローズ法は読解力あるいは総合的語学能力を容易に、しかも客観的に測定できる可能性を持つテスト方式として最近日本でも論議されるようになったが、日本人英語学習者を対象とした実験報告はまだ十分とはいえない。本論文では特にクローズ法の文章難易度識別力及び受験者の英語能力識別力という二種類の識別力について、琉大生一年次の学生81名を対象として行った実験結果を報告し、クローズ法の持つ特性について論じた。クローズテストは初級、中級、上級のテキストから5語毎に単語を消去するスタンダード型でそれぞれ50のクローズ項目を作成、適語法により採点を行った。これらのクローズテストの信頼性係数は、KR-20の公式では平均 .80でありKR-21では平均 .71であった。上記の三つのテストを総合して信頼性係数を算出したところ、KR-20では .90で、KR-21では .86という非常に高い数値が得られた。更に基準関連的妥当性として大学入試センターテスト(英語)との相関を調べたら、三つのクローズテスト間とは平均で .56であり、全体との相関は .62というかなり高い相関関係が見られた。文章難易度識別力については、三つのテストの平均はそれぞれ、33.56、30.37、20.40でありこれらの平均値の差は、初級と中級でp<.05レベルで有意、初級と上級、中級と上級間ではp<.01で有意であり、クローズ法が高い識別力を持つことが判った。又、受験者の英語能力識別力についてもきわめて満足すべき結果が得られた。即ち、受験者をセンターテストの得点で上、中、下位のグループに分け、それぞれのグループが上記の三つのテストで得た点数を分析したら、初級、中級、のテストではp<.01で各グループ間に有意差が見られ、上級のテストでは3グループのうち2グループ間でp<.01レベルで有意差があった。従って、クローズ法は、受験者の英語能力を極めて高い確率で識別できるという結果が得られた。, 紀要論文}, pages = {1--25}, title = {An Experiment with Cloze Procedure on Japanese EFL Learners: On the Diagnostic Power of Cloze Procedure}, year = {1990} }