@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02005361, author = {萩原, 左人 and Hagihara, Sahito}, issue = {23}, journal = {人間科学 = Human Science}, month = {Mar}, note = {本稿では、村落における近隣関係、なかでも特定の近隣戸との間に結ばれる「隣家」関係に注目し、浜松市春野町杉の事例をとりあげた。杉では、村落内の連鎖組織と「隣家」に該当するトナリ関係とによって強固な近隣関係が形成されている。特に、トナリは村落内における互助・交際の相手として最も重視されており、トナリにセワニン(婚姻時の仲人役)を依頼するなどの特色ある交際慣行がみとめられる。本稿では、トナリが村落や家の運営において果たす役割に注目し、その社会的特徴として1.トナリは一般的な意味での隣接戸ではなく、近隣のなかでも特定の家との間に結ばれる相互扶助的な家関係を指すこと、2.トナリ間の交際は対等かつ互酬的であり、家関係として継続性をもつこと、3.トナリは家の後見人として、家と村落とを媒介する役割をもつこと等を明らかにした。また、こうした家関係は、特定の社会・経済状況のなかで変化し得ることも指摘した。, 紀要論文}, pages = {81--111}, title = {遠州山間村落における近隣関係}, year = {2009} }