@techreport{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02005524, author = {小賀, 百樹 and Koga, Momoki}, month = {Sep}, note = {科研費番号: 17540414, 平成17年度~平成19年度科学研究費補助金(基盤研究(C))研究成果報告書, 研究概要:(平成19年度時点)本年度は以下の研究を行った.(1)沖縄-台湾間,沖縄-ルソン間の海底ケーブルを利用した地電位差観測を継続した.沖縄-ルソン間については去年につづきまだ正常回復していないと推察されるが,沖縄-台湾間の地電位差データは問題なく取得できた.(2)沖縄を起点とする名古屋-大阪-沖縄-台湾を結ぶ定期フェリーを利用した海上気象観測を継続した.ただし,2007年2月に悪天候のためフェリー・ブリッジ内に海水が入り測器の一部が破損した.それ以降は観測項目が(気温・湿度・日射)に限定された.(3)過去7年分の沖縄-台湾間の海底ケーブル電圧資料を中心に,フェリーによる水温データ,衛星海面高度データ,島の潮位差データ等を組合せ,黒潮流入口および周辺海域での黒潮変動の解析を進めた.1日以上のゆっくりした電圧変動(黒潮を主とする海流流量変動に対応)では,数ケ月程度の変動が顕著で,その変動は台湾東岸(黒潮流入口)への中規模海洋渦の接近に強く影響される.すなわち,高気圧性渦の接近による電圧増加,低気圧性渦の接近による電圧減少が見られた.また,それより短い周期では,吹送流の影響も認められる.(4)加えて,本海域の大気海洋相互作用(海面熱フラックス,雲分布,降水分布)における黒潮存在の効果についても,衛星観測資料等により解析した.黒潮存在の効果は1年を通して見られる.特に,冬季と春季に顕著であるが,黒潮水温フロントに沿う特徴的な相互作用の諸量分布は春季にむしろ明瞭であった., 未公開:P.2以降, 研究報告書}, title = {東シナ海の黒潮流入口における黒潮変動の研究}, year = {2008} }