@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02005717, author = {井川, 浩輔 and Igawa, Kosuke}, issue = {80}, journal = {琉球大学経済研究}, month = {Sep}, note = {本稿の目的は、ナレッジワーカーが働く職場において、ソーシャル・サポートが肯定的な感情を介して組織や個人のパフォーマンスに対してどのようなメカニズムで影響するかについて明らかにすることである。具体的には、ナレッジワーカーに対して行った質問票調査において収集されたデータの統計分析を行い、ソーシャル・サポートとパフォーマンスとの関係における肯定的感情のメディエーター効果を測定する。本研究における発見事実は次の2点に要約される。第1に、ソーシャル・サポートと離職の関係は、職務満足によってメディエーティング(調整)されることである。すなわち、ソーシャル・サポート(感情的サポート)は、ナレッジワーカーの職務満足という肯定的感情を高めることを通じて、離職の低減に結びつくと解釈できるのである。ただし、組織市民行動に対しては、職務満足のメディエーター効果は見出されなかった。第2に、ソーシャル・サポートと組織市民行動、および離職との関係は、組織コミットメントによってメデイエーテイング(調整)されることである。すなわち、1.ソーシャル・サポート(感情的サポート)は、ナレッジワーカーの組織コミットメントという肯定的態度を高めることを通じて組織市民行動を促進する、2.ソーシャル・サポート(成長的サポート)は、ナレッジワーカーの組織コミットメントという肯定的態度を高めることを通じて離職を低減する、と解釈できるのである。, 紀要論文}, pages = {43--53}, title = {ソーシャル・サポートとパフォーマンスの関係 -職務満足・組織コミットメントのメディエーター効果-}, year = {2010} }