@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02006845, author = {香村, 真徳 and Kamura, Shintoku}, issue = {9}, journal = {琉球大学文理学部紀要 理学篇}, month = {Jun}, note = {サボテングサ属(Halimeda)は熱帯および亜熱帯海域に広く分布している緑藻類で,この属の植物の分類学的研究はこれまでに多くの研究者によって進められ,現在まで約24種が記載されている。しかしながらこの属の植物の生殖や発生,生活史に関する研究は極めて少い。生殖器官の形態的な記載はDERBÉS et SOLIER を初めとし,SCHMITZ,GEPP,HOWE,神田,EGEROD,TAYLOR,HILLIS,その他の研究者によってなされてきた。生殖器官すなわち胞子嚢に形成される游走細胞は,前世紀にDERBÉS et SOLIERによってHalimeda tunaで観察されたものの,その性質や機能については長い間不明のままになっていた。処が近年NARSや千原によって,胞子嚢から放出された游走細胞に接合現象のあることが確認されるに至り,サボテングサ属の植物は有性生殖を営んでいるものである事が明らかになった。なおFELDMANNは地中海産のH.tuna・f・platidiscaにおいて胞子嚢に形成される游走細胞には形態の上から2種類あることを観察し,恐らくこの種は雌雄異株で異形配偶であろうとした。処で千原は主として伊豆産のウチワサボテングサ(H.cunecrassata)で詳細な観察を行い,この種は雌雄異株で異型配偶であることを確認し,生活環様式はミル型のものと推論している。筆者は1961年以来沖縄島南部の海岸に生育しているミツデサボテングサ(Haiimeda incrassata)およびサボテングサ(H.opuntia)の生殖を調査してきたが,今までに新知見を得ることができたので,その結果を報告したい。, 紀要論文}, pages = {302--313}, title = {サボテングサ属二種の有性生殖について}, year = {1966} }