@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02006898, author = {Inami, Tadao and 伊波, 直朗}, issue = {8}, journal = {琉球大学農家政工学部学術報告, The science bulletin of the Division of Agriculture, Home Economics & Engineering, University of the Ryukyus}, month = {Jun}, note = {本論文においては、テレヴィジョン受像器の同調部の真空管内および回路中におこる電気雑音の原因を解折し、極々の回路方式の得失を論じ、最後に低雑音高性能の回路の設計を提示した。無線周波入力回路の設計にあたって払わなければならない一般的考慮、種々の真空管の雑音特性の比較、陰極接地型回と格子接地型回路の得失、増幅器の陰極劣化、陽極接地型回路の特性、双陽極格子接地型回路の特性陰極結合三極管の特性、逆倒増幅器回路の設計、カスケイド回路の特性、被励振絡子接地型回路の設計、直接結合被励振格子接地型回路の特性、100メガサイクル以上の周波数における特性、広帯域同調、アンテナ変圧器、段間結合等も論議されている。最後に6種の実際的回路の設計を提起してある。一般にテレヴィジョン受像器の無線周波部分の帯域は、実現可能なだけの絵素の鮮度を保つためには送像器の全帯域曲線を包含するものでなければならない。これは周波数混合管の次段に固定同調中間周波増幅器をおくことによって、かんたんに達成できる。原則的には無線周波増幅器は必要不可欠のものではなく、信号を直接混合管の同調入力回路に印加してもよい。しかしながら、影響拒否局部発振器からの幅射、大きな霰射雑音、ふつうの混合管の変換損失などのもんだいがあるため、混合段以前に増幅段を入れることがのぞましい。, UHFチャネルの高い方の周波数域に対しては混合管の前段に大きな利得をもたせることは非常に困難となるので、多くのばあいは無線周波段は使われていない。むしろ水晶二極混合管の前段に単純な同調プリセレクターを使うのがふつうである。これは走行時間のために三極混合管の雑音が大きいためである。このときには、最初の中間周波増幅器は非常に雑音の低い型のものでなければならない。これは二極混合管を使うと変換損失があるためである。しかし近年の特殊真空管の発達によって無線周波増幅器を1000メガサイクルに至る周波数帯域で使用することも可能になってきている。VHFチャネルの低い帯域では、6AK5や6AG5のようなふつうのミニアチュア無線周波増幅用五極管を使っても、走行時間効果による入力コンダクタンスが重要になりかかってくるとはいえ。まず、もんだいはない。チャネルの周波数が高くなるにしたがってこの入力コングクタンスは大きくなり、雑音指数の小さい三極管無線周波増幅器の方が雑音特性の点からのぞましくなってくる。ふつうの同調回路を使うときの三極管には格子-陽極間静電容量によっていろいろな問題が生じてくる。この問題を解決するには次に掲げるようにいくつかの方法がある。1.プッシュプル双三極管無線周波増幅器の次段にプッシュプル局部発振器とプッシュプル入力単一終端出力の双三極混合管を使うこと。こうすれば、相互中和によって無線周波及び混合段において格子-陽極間静電容量を平衝させることができる。2.格子接地型無線周波増幅器の次段に陰極結合双三極混合回路とふつうの三極管発振器をおくこと。プッシュプル回路を無線周波増幅器に使うことはたくさんのチャネルで動作させなければならないときにはどちらかといえば厄介である。安定度の高い改良された真空管ができたために、現在では自己中和回路で単一の管を使うことも可能である。しかしこの場合、中和調幣は臨界的で不安定である。格子接地型回路は中和を必要としないが、重要な欠点をもっている。中でも重要なのはg_mによって、したがってまた偏倚電圧によって、入力インピーダンスが変化し、重大なインピーダンス不整合を(特に自動電圧制御が施されているときに)生ずるということと、入力インピーダンスが低いため必要な選択度をもった回路を設計することがいちじるしく困難であるということである。, 紀要論文}, pages = {398--415}, title = {Noise in Tubes and Circuits in a Tuner of a Television Receiver}, year = {1961} }