@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02007091, author = {中, 龍馬 and 神園, 幸郎 and Atari, Ryuma and Kamizono, Sachiro}, issue = {3}, journal = {琉球大学教育学部発達支援教育実践センター紀要}, month = {Mar}, note = {高機能広汎性発達障害児に特有に見られるファンタジーへの没入現象について,先行研究では「没入に不適切な場面,状況での没入」,「こだわりに強く影響を受けた内容」などの特徴が挙げられている(宮里,2010)。本研究ではこれらの研究結果から,“高機能広汎性発達障害児に見られるファンタジーは「高機能広汎性発達障害の障害特性」に強く影響を受けている”と仮説を立て,検証した。その結果,対象児は登場人物の心情をよく誤解し,さらには登場人物の心情を後に起こるシーンの結末部分に強く影響を受ける形で誤解していた。また,直後課題と一週間後課題を比較したところ,シーンの言及において直後課題よりも一週間後課題の方がより詳しくなるという現象が対象児全員に見られた。これらの結果から,対象児はアニメーションを見る際に登場人物の心情や意図などを直感的に理解する事が難しく,そのため心情や意図などは後から追加する形で理由付けを行っていることが示唆された。つまり,対象児は登場人物の心情を順行的に推論しながら随時理解していくのではなく,既に起こった物語の「結果」に強く影響を受け逆行的に推論を立てる,いわゆる「逆行性推論」というべき方略を用いていることが想定された。, 紀要論文}, pages = {33--43}, title = {高機能広汎性発達障害児にみられる逆行性推論}, year = {2012} }