@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02007935, author = {Goya, Hideki and 呉屋, 英樹}, issue = {23}, journal = {言語文化研究紀要 : Scripsimus}, month = {Oct}, note = {心的辞書に関する研究において、我々の語彙知識は意味的に結びついていると言われている。またプライミングに関する研究では、word-sense (Finkbeiner,2002)は母語話者の語彙使用に影響を与える事が分かっている。このことより、心的辞書における語彙は、word-sense が共有される事によって結びついていると考えられるが、これまでの意味判断実験において、word-sense は十分に研究されているとは言えない。その上SLAに関する研究では、母語話者の語彙知識は十分に熟達しているので、意味判断実験において統計的な差異を示さないと考えられたまま、word-sense を含まない実験結果において第二言語話者の語彙知識の熟達度の基準となっていた。本実験ではword-senseを統制した語彙のベアを用い、母語話者(n = 20)の意味判断実験での意味処理を観察した。被験者はコンピューターによる反応速度を測る実験(オンライン実験)で、同義語の組み合わせ(n = 39)が意味的に似ているかどうかの判断を行った。結果として被験者の意味判断の正確さに統計的な差は観察されなかったが、意味的に似通ったペアに対しては意味判断が統計的に遅かった。以上の結果はword-senseに関する実験の方法論的発展を示唆している。それは、(1)心的辞書内の語彙は意味的に組織され、(2)共有されるword-senseの数の差は、母語話者の意味判断の語彙処理に影響を及ぼさない、という事であった。以上の結果は意味判断実験を用いる母語研究と第二言語習得研究において、被験者の語彙能力を評価する際の基準となるであろう。, 紀要論文}, pages = {1--26}, title = {Lexical Performance in L1: What is Native-like Lexical Competence?}, year = {2014} }