@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02008139, author = {宮内, 久光 and 大朝, 礼子 and Miyauchi, Hisamitsu and Ootomo, Reiko}, issue = {5}, journal = {地理歴史人類学論集, Journal of Geography, History, and Anthropology}, month = {Mar}, note = {本研究は,那覇市首里地区を対象とし,主要街路沿いの建築物の外壁や屋根,シーサーという景観要素の色彩について現地調査を行った。その結果,大きく二つの「地域の色」が確認できた。第1の「地域の色」は,白系無彩色を基調色とするもので,コンクリート造の個人住宅が卓越する街路沿いでみられる。1960年代以降,沖縄では台風の被害を防ぎ,かつ,米軍施設や外人住宅の建築技術が転用できるコンクリート建造物が盛んに造られた。この色は戦後の沖縄の歴史的,社会的な文脈が埋め込まれ,一般住民により造られた「戦後沖縄の地域の色」である。第2の「地域の色」は,琉球石灰岩をモチーフとした赤~黄の暖色系を基調色とするもので,店舗や事務所,集合住宅が多く立地する幹線道路沿いでみられる。この色は戦前期まで存在した首里地区本来の「伝統的な地域の色」といえる。そして,この「伝統的な地域の色」は,景観行政により復活した創られた色である。このように,首里地区には造られた「戦後沖縄の地域の色」と,創られた「伝統的な地域の色」という二つの「地域の色」が併存していることが明らかになった。, 紀要論文}, pages = {3--21}, title = {色彩から見た那覇市首里地区の都市景観 : 造られた「地域の色」と創られた「地域の色」}, year = {2014} }