@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02008198, author = {後藤, 雅彦 and Goto, Masahiko}, issue = {4}, journal = {地理歴史人類学論集, Journal of Geography, History, and Anthropology}, month = {Mar}, note = {南中国における稲作文化の展開を考えると、野生稲の生息域でありながらも、長江水系からの影響によって、とくに紀元前2000年紀以降、沿海地域においても本格的な稲作が導入され定着する様子を捉えることができる。ただし、珠江河口の海浜に位置する宝鏡湾遺跡のように多量な漁網錘を保持するなど漁撈活動が活発になる遺跡もあり、南中国における稲作文化の定着は複雑な様相を呈する。そこで、本稿では、珠江河口に多く分布する砂丘遺跡の様相を明らかにするために、紀元前4000年以降の珠江三角州における環境の変化と遺跡の動態を整理し、居住形態として砂丘遺跡の住居址の特徴を把握した。そして、地形環境と遺跡立地の関係として、紀元前2000年以降、珠江河口において積極的に海浜が選択された状況を検討した。その結果、活発な漁撈活動が示されると同時に玉石器の製作という生産活動の状況を確認し、こうした海と陸が接する海浜に居住する先史集団にとって海上交通による活発な移動も地形選択の要因の一つと考えた。, 未公開 : 論文中の第1図~第6図は作者の意向により削除, 紀要論文}, pages = {33--44}, title = {南中国の砂丘遺跡}, year = {2013} }