@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02008345, author = {緒方, 茂樹 and Ogata, Shigeki}, issue = {7}, journal = {琉球大学教育学部発達支援教育実践センター紀要, BULLETIN OF PRACTICE CENTER FOR EDUCATION OF CHILD DEVELOPMENTAL SUPPORT}, month = {Mar}, note = {本研究では、音楽に対する知的障害児の反応様式について、その大まかな傾向を知るための予備的な実験的検討を行う。その際、得られた生理学的資料に関する検討はもとより、知的障害児を対象として行う実験的検討に際して生じる課題の確認作業もまた重視した。得られた所見から知的障害児の場合、10名の被験者全般において脳波的意識段階及び心拍数の変動に関する出現様式はきわめて多様かつ複雑であり、個人的な差異が大きいことがわかった。さらに全般的に見て無音響条件に比較して音楽条件で覚醒水準が高く、さらに心拍数も多い傾向にあった。知的障害児にみられたこのような生理的な反応様式には、眠気による影響も無視できない一方で、先行研究で指摘した音楽を鑑賞することによってもたらされた特異的な心理的反応もまた含まれていたものと考えられる。また今回実験デザインの設定に当たっては最大限の工夫を行ったにも関わらず、実験中に知的障害児は健常者が受ける以上に大きな生理的あるいは心理的負荷を受けていた可能性は否めなかった。今後、障害児を対象とする実験的検討を行う際には実験デザインについてさらに格段の工夫を行う必要がある。, 紀要論文}, pages = {1--8}, title = {知的障害児の生理的及び心理的側面に対して音楽が及ぼす効果 : 予備的な実験的検討と今後の課題}, year = {2016} }