@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02008593, author = {丹野, 清彦 and Tanno, Kiyohiko}, journal = {高度教職実践専攻(教職大学院)紀要}, month = {Mar}, note = {研究の目的は、教師力向上に関する支援活動のあり方である。沖縄県では、新任教師の採用者数が小学校では200名を超えている。学生たちも、「学校で働くのが夢だった。先生になりたいから、仕事を教えてください。」と、積極的に話しかけてくる。しかし、「うまく子どもたちと、つきあえるでしょうか。トラブルがあった時に、どう解決したらいいんですか。不安です。」と、話してもくる。しかし、このような悩みを抱えているのは、決して若い教師だけではない。そこで、沖縄県の各地域と連携して、すべての教師を対象とした教師支援の研究プログラムを立ち上げることはできないだろうかと考え、各地域と連携した研究体制を試験的に行う体制を整え、スタートした。しかし、どのような教師支援が求められているのであろうか。あるいはどのような参加組織づくり及び会の運営を行うことで、よりよい支援活動が行えるのだろう。支援活動をスタートするにあたり、若い教師の求めていることや、十分経験を重ねてきた人たちが抱えている悩み、管理職など学校を運営する側の課題に焦点をあて取り組みを進めた。その結果、若い教師がどのような力量をつけたいのか、要求を聞き、それにもとづいた講座を連続で企画した。また、研究会の運営を若い教師にも任せ、共同で運営にあたると参加への意識が変わった。このことから、共同責任者として取り組み、要望から出発することが主体的に学び、教師として自立していくために大事であることが明らかになった。さらに経験を重ねて働いている人たちが抱える課題には、解決すべき課題と気持ちの持ち方による課題とがあり、自己をコントロールする気持ちの面を重視し、アドバイス的な講座だけでなく、悩みを語り合うおしゃべり交流会が必要であることなどが明らかになった。また、校内の職員全体を集めた研修会だけでなく、課題を抱える教師を対象とした個別及びグループ相談会が有効であり、そのことによって、学校の運営にかかわる相談を管理者とともに解決の方向を模索することができたなど、教師支援のひとつの筋道を見出すとともに、今後の課題を明らかにした。, 紀要論文}, pages = {113--123}, title = {教師としての楽しさを感じる支援プロジェクトの課題}, volume = {1}, year = {2017} }