@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02008931, author = {寺石, 悦章 and Teraish, Yoshiaki}, issue = {37}, journal = {人間科学 = Human Science}, month = {Sep}, note = {シュタイナーとフランクルは中心的な活動分野こそ異なるものの、その思想には多くの類似点が見出される。本稿では死と不死をめぐる諸問題に注目して、両者の思想を比較考察する。人間は経験を積むことで成長・進歩するというのが、両者に共通する基本的な態度である。(フランクルの場合、苦悩の経験を積むことを特に重視する。)自らを死に至らしめる行為(自殺など)は、その後の成長・進歩を不可能にする行為であることなどから全面的に否定される。人間は、すべての事柄を正しく理解したり、また判断したりできるわけではない。他者を死に至らしめるというのは、「この人物(生命)が生きるに値するかどうか」といった問題について判断を下すことに他ならず、そのようなことは人間には不可能だと両者は考える。病気であれば治療する、救える可能性があるなら救うために努力することのみが、人間には許されている。さらに両者は、自我または人格(あるいは精神)が死によっても崩壊せず、死後も存続すると考えている。このような意味において、両者は不死の存在を認めているといえる。, 紀要論文}, pages = {305--334}, title = {シュタイナーとフランクル : 死と不死をめぐって}, year = {2017} }