@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02009733, author = {青木, 慎恵 and 伊禮, 三之 and Aoki, Norie and Irei, Mitsuyuki}, journal = {高度教職実践専攻(教職大学院)紀要}, month = {Mar}, note = {算数・数学教育における「楽しい授業」の発見は,1970年代,遠山啓のキャラメルの空き箱を使った「数あてゲーム」による一次方程式や連立方程式(箱の代数)の授業が端緒である。これ以降,次々と「楽しい授業」のための「ゲームの算数・数学」の授業が開発されていった。当初,ゲームの意義は,「授業=儀式」という儀式的授業観を打ち破り,子どもたちが「自分の発意や工夫をつくり出す自由」の体験として位置づけられ,その役割は,主に計算スキルの習熟をたやすくすることにおかれていたが,ゲームの蓄積とともに,「規則・法則の発見」,「重要な概念の理解」,「学習内容の定着化」などの役割も明らかになっていった。 本稿では,比較的小学校低学年の子どもたちに歓迎されるという「学習内容の定着化をはかるためのゲーム」と「重要な概念をうえつけさせるためのゲーム」のタイプを中心に,認知心理学における熟達化研究を参照しながらゲームの役割を検討し,位置づけ直した。その結果,低学年の子どもたちにとっても,「定型的熟達化」より,概念的な理解を基盤とした「適応的熟達化」を指向したゲームの教材化が望ましいとの示唆を得た。なお,上記3タイプのほかに,「ゲームそのものの数理を対象とするゲーム」の存在も指摘した。, 紀要論文}, pages = {107--118}, title = {算数・数学教育におけるゲームの役割 : 小学校低学年のゲーム例を中心に}, volume = {2}, year = {2018} }