@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02010492, author = {大西, 竜子 and Ohnishi, Ryuko}, issue = {25}, journal = {琉球大学教育学部教育実践総合センター紀要, Bulletin of Faculty of Education Center for Educational Research and Development}, month = {Mar}, note = {栄養学の学習者にとって疾患モデル動物を用いて栄養と代謝のメカニズムを学ぶことは,大きな意味がある。水溶性食物センイは脂質代謝改善作用を示すことが知られている。本研究では,食餌性肥満モデルラットを作製し,水溶性食物センイとしてグルコマンナンまたはグアーガムを与えメタボリックシンドローム関連指標に及ぼす効果について検討した。さらにその一部を学生実験として行った。実験1ではSD 系雄性ラットを3群に分け,高脂肪およびコレステロール添加した飼料(FC群),FC飼料にグルコマンナンあるいは易水溶性グルコマンナンを3 % 添加した飼料(FC+GM群,FC+HSGM群)を各々与えて21日間飼育した。血漿コレステロール濃度の変化を経日的に調べたところ,FC群に比べFC+GM 群とFC+HSGM群は一時的に低下したが,その後は上昇傾向を示し明確な改善効果はみられなかった。一方,肝重量および腹腔内脂肪組織重量は有意に低下した。実験2ではSD系雄性ラットを2群に分け,FC群とFC飼料にグアーガムを3 % 添加した飼料(FC+GG群)を各々与え,14日間飼育した。血漿コレステロール濃度の経日変化はFC+GG群では3日目から最終日までFC 群よりも有意に低い値を示し,腹腔内脂肪組織重量においても低下する傾向がみられた。これらのデータを基に,食物センイ源としてグアーガムを選定し,学生によるラット飼育実験として実験3を行った。SD系雄性ラットを,基本飼料を与えたB群およびFC 群,FC+GG群の3群に分け,21日間飼育した。全ての実験においてFC群は腹腔内脂肪の蓄積,肝肥大,脂肪肝の発症が観察された。一方,FC+GG群では,血中脂質値,肝総脂質量の低下,腹腔内脂肪組織重量などの改善効果がみられた。加えて,FC+GG群の盲腸は肥大し,糞便の排泄を促進する効果もみられた。以上のことから,食餌性肥満モデルラットに対するグアーガム摂取は脂質代謝改善効果を示す明確な再現性があり,栄養士および栄養教諭養成施設において栄養と代謝のメカニズムを修学する基礎的な動物実験の教材として適していると考えられた。, 紀要論文}, pages = {217--227}, title = {食餌性肥満モデルラットに対する水溶性食物センイ機能性の検討}, year = {2018} }