@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02012133, author = {Bhowmik, Davinder L. and ボーミック, ダビンダー・L}, journal = {IJOS: International Journal of Okinawan Studies}, month = {Dec}, note = {本稿は、アメリカにおける沖縄文学研究の蓄積が、実際の大学教育の中でどのように還元されているのかを具体的に示すために、筆者がアメリカの大学生に沖縄文学と映画の授業を開講するに至った経緯を回顧するものである。課題の一つには、英語に翻訳された沖縄文学の作品を確保する必要があったが、その解決に向けて、結果的には私自身がその翻訳に従事することとなった。その甲斐あって開講された授業は、「沖縄文学とは何か」「沖縄文学を書けるのは誰か」「どのような倫理的観点によって書かれているのか」といった問いを中心に進めた。さらに、原爆、水俣病、3.11 などの社会問題を扱う日本文学にも議論を広げた。 講義日程の前半では戦前の作品、後半では戦後の作品に焦点を当てた。学生は前半の授業でアイデンティティの問題に関する作品を読み、後半では、戦後生まれの作家も含めた圧倒的な数の文学作品において沖縄戦が描かれていることを理解した。さらに、沖縄文学がどのジャンルに当てはまるか、すなわち、それは地域文学か、民族的少数派の文学か、日本文学か、日本語文学か、ディアスポラ文学か、アメリカ文学か、日系アメリカ人文学か、世界文学かといった、広義の問いについても議論した。, 論文}, pages = {43--53}, title = {Teaching Modern Okinawan Literature and Film}, volume = {6}, year = {2015} }