@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02012137, author = {McNally, Mark T. and マクナリー, マーク}, journal = {IJOS: International Journal of Okinawan Studies}, month = {Dec}, note = {尚泰久王統治下の琉球王国において、万国津梁の鐘は、王の統治の正当性を主張する重要な機能を持っていた。王は王国の持つ富と権力を誇る内容の碑文を鐘に刻ませたが、その碑文を政治的に有効にし、その有効性をその後も継続させたのは、今日アメリカ研究の分野において例外主義(exceptionalism)と呼ばれている形態にあった。近世の琉球人が、朝貢国である中国を自分の国よりも優れていると認識していたことは、東アジアにおける中国の優位性の上に成立していた朝貢貿易というしくみが、琉球王国にとって特に重要であり、例外主義として機能しているという点で、歴史的重要性をもつ。中国、アメリカ合衆国、そして日本の事例において、歴史家はしばしば政治的・文化的優位性を表明する言説がいかに例外主義として機能するかを分析しようとするが、琉球王国の事例における例外主義には、そうした優位性の主張が見られない。琉球王国の例外主義は十九世紀のアメリカと同じように、世界主義(cosmopolitanism)を支持する例外主義であり、世界史的な観点からも意義深いと言える。, 論文}, pages = {87--103}, title = {A King’s Legitimacy and a Kingdom’s Exceptionality: Ryūkyū’s Bankoku Shinryō no Kane of 1458}, volume = {6}, year = {2015} }