@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02015150, author = {照屋, 林宏 and 外間, 忠守 and Teruya, Rinko}, issue = {2}, journal = {沖縄農業}, month = {Dec}, note = {1.南風原村における夏作のネコブセンチユウによる被害実態と分布ならびに同地における防除試験を,低温時と高温時に分けて行なった。2.夏期に栽培された22種類の植物について検診をおこなったところ,冬瓜,ヘチマ,オクラ,トマト,西瓜,ケイトウ等は罹病指数が高く,他の植物は極めて少なかった。3.検診面積は,588.7アールで,そのうち被害の認められない面積は全体の26.1%で,残る73.9%は罹病面積として確認された。発生の多い地域は山川で全圃場に分布している。ついで大名,兼城,新川,宮平,照屋,与那覇,宮城,喜屋武,津嘉山,本部,神里の順に少ないようであった。4.低温時におけるD-D および DBCP 粒剤の施薬効果は極めて短く1作(4カ月)の効果しか認められない。DBCP 粒剤の全面散布と鍬溝散布による施用方法をかえた時の防除効果には余り差異を認めない。DBCP乳剤の生育中の処理効果は著しく劣り,持続効果も短いようである。5.秋期の施薬量は,10アール当たりD-D油剤を48~54ℓまで増施すると防除効果と収量を著しく増加し,持続効果もかなり高められる。DBCP粒剤は,10アール当たり,50kg施用して,はじめてD-Dの32ℓ施用と同等の効果が認められた。6.生育中の西瓜に寄生したネコブセンチユウを防除するには,DBCP80%乳剤の施薬量を,1株当たり,1.5~2cc の100倍希釈液を処理するとよい結果が得られる。7.粘土含量の高い第三紀泥灰岩土壤におけるネコブセンチユウを防除するには,30cm 間隔の全面処理の場合で,1穴当たりのD-Dの注入量は,5cc(10アール当たり54cc)とし,DBCP粒剤は,50kgが適切な施薬量と認められた。ネコブセンチユウの活動が著しく旺盛な沖縄での施薬適期は,9~11月が最も適し,持続効果と経済効果を著しく増加するものと考えられた。, 論文}, pages = {53--60}, title = {沖縄本島の南風原村におけるネコブセンチユウの被害実態とその防除法について}, volume = {3}, year = {1964} }