@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02015189, author = {久貝, 晃尋 and 荷川取, 勝永 and Kugai, Akihiro and Nikadori, Syoei}, issue = {1}, journal = {沖縄農業}, month = {May}, note = {珊瑚石灰岩土壤のように表土の浅い地域において植溝の深さと培土が甘蔗生育に及ぼす影響について試験を実施しその概要は次のとおりである.(1)茎長は植溝深15cm区では高培土区が最も長く,植溝深30cm区,45cm区でそれぞれ平均培土区がまさっているが植溝が深くなる程茎長は短い傾向にある.(2)茎径は植溝深30cm区および植溝深45cmの平均培土区は培土によって太くなっているが植溝深15cm区はほとんど認められない.また植溝の深さが深い程太く植溝深54cmの平均培土区が最も太かった.(3)1本重量は植溝45cmの高培土区を除いては培土および植溝深が深くなるにつれて増加している.(4)節数は植溝深45cm区が最も少なく,植溝深30cm区が最も多いが,植溝深15cm,30cm区は培土による節数の増加はみられず,植溝深45cm区は節数の増加が認められる.(5)生育茎数では植溝深15cm区は培土による茎数の増加が認められるが植溝深30cm区,および45cm区の茎数は減少している.植溝深が深くなるに従って同様な減少傾向を示した.(6)枯死茎数は植溝深15cm区では培土区に少なく,その他の区は培土区が僅かに多かったが,植溝深15cm区に比して減少し植溝の深さは深いほど少なくなっている.(7)蔗茎収量は植溝深15cm区は高培土区が多く,植溝深30cm,45cm区は平均培土区が多かったが,最高の収量を示したのは植溝深45cmの平均培土区で植溝深15cmの無培土区にくらべて32%の増収であった.(8)土壤中の根系分布は植溝深15cmの平均培土,高培土区は蔗苗下10cm,無培土区は蔗苗下20cmに多く,植溝深45cmでは無培土,平均培土区は蔗苗上10cmに高培土区は蔗苗下10cmに多く分布していた.すなわち植溝が浅い場合は蔗苗の下部に多く,深い場合は蔗苗の上部に多く分布している.(9)植溝深が深い場合(30cm以上)は根の主要分布位置が養分の少ない心土に多く茎長の生育が閲害され高培土によって培土量が多くなるためにますます生育を抑制し茎数を減じ収量の増加が期待できないように考えられる.従って植溝深が30cm以上の場合は平均培土で止めた方が収量は多い傾向にある., 論文}, pages = {4--9}, title = {植溝の深さおよび培土が甘蔗生育に及ぼす影響}, volume = {5}, year = {1966} }