@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02015224, author = {久貝, 晃尋 and 荷川取, 勝永 and Kugai, Akihiro and Nikadori, Syoei}, issue = {2}, journal = {沖縄農業}, month = {Dec}, note = {さんご石灰岩土壤における第1年次株出しサトウキビについて培土,無培土区の被覆及び根切の方法と敷草との関係がサトウキビの生育,収量に及ぼす影響について試験を実施したがその概要は次のとおりである.(1)茎長は培土区が僅かに長く顕著なる差は認め得なかった.また無培土全畦枯葉被覆による効果は敷草量が少なかったためその差はほとんどなかった.根切による茎長の伸長は僅かに認められるが1畦置敷草の効果は全畦枯葉被覆区に反して伸長を示した.(2)培土および全畦敷草による茎径の肥大はほとんど認められなかったが,根切および1畦置き敷草による茎径の増大はいくらか認められた.\n(3)1茎当たり重量は培土および無培土区の全畦敷草による効果はほとんど示さなかったが,根切による効果は認められ同時に1畦置きに被覆を行なった方が更に優っている傾向にある.(4)茎数では培土および全畦敷草(無培土)によって増加の傾向を示しているが,各処理区間とは大差なく,無培土全畦敷草区がもっとも多かった.また根切および1畦置き敷草については茎数の増加は認められ,特に全畦根切1畦置き被覆区は顕著であった.(5)蔗茎収量は培土および無培土区の全畦敷草効果試験では,無培土全畦敷草区が多く放任区に比較して11%の増収率を示し,次いで無培土中耕区,培土2回区,培土1回区,無培土無敷草区の順で放任区が最低の収量であった.根切及び1畦置き敷草の試験では,全畦根切1畦置き敷草区が放任区に比較して16%の増収率で最高の収量を示し,次いで全畦根切無敷草区,1畦置き根切敷草区の順で,枯葉焼却区と放任区との間には収量差は認められなく最低であった.(6)1年次株出し時における萠芽部位は割に深く蔗苗近くから出現しているものが多く,放任区,および培土区は無培土区に比してやゝ高めに(地表側)萠芽しているのが多かった.すなわち無培土区は蔗苗からの高さ5cmまで(地表より10cm下)に萠芽したものが多く,培土区および放任区は蔗苗からの高さ5.1cm~10cmの間(地表より5cm~10cm)に萠芽したものが多かった.(7)新植時の母茎,分けつ別に株出しにおける萠芽状態は第3次分けつ茎より萠芽したものが最も多く次いで第4次分けつ茎,第2次分けつ茎,第1次分けつ茎の順で,遅く分けつした蔗茎から多く萠芽しているが,母茎よりの萠芽はなかった.(8)以上の結果から株出しでは茎長よりは茎数が特に収量を支配しているので,茎数の確保は根切,培土より敷草の方が顕著のように思われる.培土の効果は第1年次株出しにおいては萠芽位置が割に深くから出現しているので少なく,敷草をすれば培土を省いても増収は可能のように考えられる.第2年次株出しで萠芽位置がやゝ高めになるので培土及び敷草の効果については検討してみたい., 論文}, pages = {19--24}, title = {サトウキビ第1年次株出し栽培における根切,敷草,培土が生育,収量に及ぼす影響}, volume = {6}, year = {1967} }