@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02015272, author = {砂川, 浩一 and 我那覇, 伊昭 and 田名, 広助 and Sunakawa, K. and Ganaha, I. and Tana, K.}, issue = {1}, journal = {沖縄農業}, month = {May}, note = {本報告は1969~70年の気象感応試験を基にして,サトウキビの登熟に対する土壤含水比,葉鞘水分,葉身水分およびその他の関係について調べた結果をまとめたものである. 1.試験期間中を通じて低温,乾燥,そして日照時数の短い天候であった.特に9月下旬の台風襲来のため多大の被害をうけた. 2.土壤含水比は伸長後期の10月までは降雨と密接な関係がみられたが,その後の登熟期には前期程の関係はみられなかった. 3.高温期には土壤含水比が10%に低下すると萎凋現象がみられたが,11月以降は土壤含水比が10%以下に低下しても萎凋現象はみられなかった. 4.土壤含水比と葉鞘水分との間には有意な相関はみられないが,葉身水分との間には有意な相関がみられた. 5.BX,POLは伸長旺盛期には低い,伸長後期以降は遂次上昇する.このことは植物体内における蔗糖の分解消耗と伸長が密接な関係にあるこを示すものである.また土壤含水比とBXの間にはr=-0.299の相関がみられた. 6.BXと葉鞘,葉身水分の間には有意な相関はみられなかったが,生育段階別にみるとBXと葉鞘水分の間には,伸長期には有意な相関はみられないが,登熟期にはr=-0.767の相関があり,葉身水分の間では登熟期よりも伸長期に相関がみられた. 7.R.S.RはBX,POLと負の相関(r=-0.698)にあるため,BX,POLが高い段階ではR.S.Rが低く,低い段階ではR.S.Rは高い. 8.R.S.Rは伸長期の葉鞘水分の間にr=-0.299,登熟期の葉鞘水分の間にr=+0.462の相関があり,葉身水分との間には伸長期でr=-0.961,登熟期でr=+0.771の相関がみられた. 9.A.Sは葉鞘,葉身および土壤含水比との間に有意な相関はみられなかったが,BXとの間にr=+0.968,R.S.Rとの間にr=-0.818の極めて高い相関がみられた., 論文}, pages = {1--8}, title = {サトウキビの登熟についての考察}, volume = {9}, year = {1970} }