@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02015273, author = {大城, 安弘 and Oshiro, Yasuhiro}, issue = {1}, journal = {沖縄農業}, month = {May}, note = {本稿はカンシャシンクイハマキ Tetramoera schistaceana Snellen の羽化と産卵におよぼす照明と暗の影響を調査し,その結果をまとめたものである. 1)自然状態における羽化時刻は2~3月で17~21時の4時間で全体の52%が羽化し,7~17時までの日昼でも33%が羽化している.7~8月では17~21時間に68%,日昼で24%が羽化している. 2)25℃で1~2月の日長下では17~21時間に72%が羽化し,日昼は5%しか羽化してない.前蛹期処理24時間照明区の場合,17~21時間に21%,日昼は42%が羽化した.暗区は17~21時間に31%が,日昼は52%が羽化している.羽化前処理照明区は17~21時間に13%が,日昼は47%が羽化し,暗区は17~21時間に25%が,日昼は49%が羽化している. 3)受精卵率で,野外が平均82%,25℃無処理区が83%,暗区が70%,照明区は9%となっている.受精個体数は野外19頭中18頭,無処理区17頭中16頭,暗区18頭中13頭,照明区19頭中2頭となっており,照明によって受精個体数,受精卵率の低下することがわかった. 4)産卵前期は野外が2.8日,25℃無処理区が1.2日,暗区が1.6日,照明区が5.1日となっている. 5)産卵期間は野外が8.8日,他の三者は7.4―7.6日で差はなかった. 6)産卵数は25℃無処理が平均208個,野外199個,暗区190個で,照明区は81個となっており,照明によって産卵数の減少することがわかった. 7)羽化後産卵最盛日までの日数は,25℃無処理の4.6日ともっとも短かく,暗区の5.5日,野外の5.9日,照明区の8.8日となり,めす成虫寿命は無処理区8.8日,暗区9日,野外11.6日,照明区12.3日となっている. 8)以上のことから24時間明るくしたり,暗くしたりすることは,羽化時刻を乱すことを示している.それは処理時期が早くなればなるほどより強くなっている.また24時間照明することによって,交尾,受精卵率,産卵数,産卵前期などが強力に抑制される.24時間暗区も,受精卵率,受精個体数,産卵数など抑制されるが,照明区ほどでない.これらのことから,受精卵を多く得るには一定時間毎の明暗が,また交尾,産卵には暗が必要であると考えられる., 論文}, pages = {9--18}, title = {カンシャシンクイハマキ Tetramoera schistaceana Snellen の羽化および産卵に対する明暗の影響}, volume = {9}, year = {1970} }