@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02015274, author = {高良, 鉄夫 and 東, 清二 and Takara, Tetsuo and Azuma, Seizi}, issue = {1}, journal = {沖縄農業}, month = {May}, note = {(1)西表島産動物相に関する研究の一環として,1967年来同島における農作物の害虫相を調査したので概要について報告した.(2)サトウキビの害虫は123種が確認された.沖縄本島の152種に比し若干少ないが,サトウキビ栽培の歴史,栽培面積から推察すると害虫相はむしろ複雑であり,今後の開発によつてはもつと複雑化することがうかがわれた.またサトウキビの害虫としてPachybrachisu pallicornisヨツボシヒヨウタンナガカメムシ,Nephotettix sp.ツマグロヨコバイの一種,Paramesodes albinervosus シロミヤクイチモンジヨコバイ,Tropidophalus festiva,Silesis iriomotensis イリオモテクチブトコメツキ,S.okinawensis オキナワクチブトコメツキの6種を新しく記録した.(3)イネ害虫は67種を記録し,複雑な害虫相であることを指摘するとともに新らしいイネの害虫としてParomius seychellasus ホソナガカメオシ,P. pallidus, Tropidocephala brunnipennis コブウンカ,Nisia atrovenosaシマウンカの4種を記録した(4)パインアツプルの害虫は29種を記録したが,沖縄本島などの種類とほとんど同一である.(5)マメ類害虫として42種を記録した.それは沖縄本島などの種類とほとんど同一であり,新らしく記録したTrialeurodes sp. コナジラミの一種とCalposelis signataヒメキバネサルハムシも他の島にも分布する種であることを記した.(6)アブラナ科そ菜の害虫は21種,ネギ類害虫3種,コボウ害虫7種,ニンジン害虫3種,ホウレンソウ害虫3種を記録した.それらも他の島とほとんど同一種であり,西表島特有の害虫相のないことを指摘した.(7)ウリ類害虫は20種を記録したが,そのうちEmpoasea bilguttata フタテンミドリヒメヨコバイ,Saissetia hemisphaericum ハンエンカタカイガラ,Euproctis taiwana タイワンキドクガ,Cyphycerus kuchibutonu ハイイロクチブトゾウムシをウリ類害虫として新らしく記録した.(8)バナナの害虫は19種,パパイヤの害虫は9種,バンジロウの害虫は24種,ミカン類の害虫は48種を記録した.沖縄本島などと比較して種類数少なく単純な相であることがわかつた.その理由として果実類の栽培が少ないこと,野生種も限られた地域にのみあること,および苗木類の移動の少ないことによるものだと推察された., 論文}, pages = {19--30}, title = {西表島の農作物害虫相について}, volume = {9}, year = {1970} }