@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02015282, author = {比嘉, 照夫 and Higa, Teruo}, issue = {2}, journal = {沖縄農業}, month = {Dec}, note = {エネルギーの立場から,沖縄の早生温州の有利性について,鹿児島本県以北の地域と対比して調査を行なった. 1.開花期は福岡に比較して約40日前後,早いことが明らかになり,また鹿児島本県との差は30日内外と推定された.開花時期地域はを問わず,また冬期間の低温や月の早晩に関係なく,平均気温が18℃から21℃に移行する時期と判断された. 2.最終梢の花芽分化の可能な範囲は,沖縄で10月中下旬,鹿児島が9月下旬~10月上旬,福岡においては9月中下旬以前となっており,他地域に比較して沖縄は収穫後萌芽した新梢が次年度においても十分な結果枝になり得ることが明らかとなった. 3.単位葉数当りの着果と隔年結果性の関係は,果実1個に対し5枚となってもみとめられなかった.果実生産は5枚で80g,10枚で111gでいずれも収穫前の夏梢の発生をみとめなかったことから,沖縄における適正な着果量は100g当り10枚以下の葉数と判断された. 4.収穫後から次期開花まで投下されるエネルギー量を,光飽和の条件とみなして,温度別に換算すると(mg/㎡/hr),福岡が1の場合,鹿児島が1.426,沖縄が2.139となり,沖縄は結果過多と考えられる場合でも樹勢が十分に回復することが明らかとなった.この点に関する沖縄の早生温州の有利性が改めて強調された., 論文}, pages = {13--18}, title = {柑橘の生理生態に関する研究 (第1報) エネルギー利用から見た沖縄の早生温州}, volume = {9}, year = {1970} }