@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02015283, author = {山内, 昌治 and Yamauchi, Shoji}, issue = {2}, journal = {沖縄農業}, month = {Dec}, note = {サトウキビ葉焼病菌のススキへの寄生性と,罹病ススキが本菌の第一次伝染源になりうるかどうかを確かめるため本実験を行なった.(1)サトウキビ葉焼菌Stagonospora sacchari Lo et LingをススキMiscanthus sinensis Anderss.,トキワススキM.japonicus Anderss.,チガヤImperata cylindrica BeauvおよびナピアグラスPenisetum purpureum Schmachなどのイネ科雑草に接種した結果,いずれも葉焼病によく似た病斑を生じた.(2)罹病ススキからの分離菌をサトウキビSaccharumofficinarum, L.に接種した結果,この分離菌はサトウキビに葉焼病を起すことが認められた.(3)サトウキビおよびススキからの分離菌の形態や菌叢の生育状態について比較したところ,両者とも酷似している.(4)ほ場での発病調査の結果,サトウキビの葉焼病は5~6月に発病しはじめ,9~11月にピークに達し,ススキはサトウキビより早い時期に発病が認められた.(5)ほ場での方位別調査の結果,サトウキビの発病率および被害の程度は,東と南側の周辺部のほうが中央部,西および北側に比較して高く,ほ場付近のススキも全く同様な傾向が見られた.(6)サトウキビ葉焼病菌は-5°で10日間,-10℃で4日間低温処理しても病原性のあることが認められた. 以上のことから,鹿児島県南部におけるサトウキビ葉焼病菌は,ススキの組織中で,柄子殻および柄胞子の状態で越冬し,この罹病ススキが翌年のサトウキビ葉焼病の第一次伝染源になっているものと考えられる., 論文}, pages = {19--22}, title = {サトウキビ葉焼病について (1) イネ科植物への接種とススキによる伝染}, volume = {9}, year = {1970} }