@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02015286, author = {幸喜, 善福 and Koki, Zenfuku}, issue = {2}, journal = {沖縄農業}, month = {Dec}, note = {1)太平洋側に面した佐敷村および知念村の6か所の海岸からオオハマボウ,サトウキビ,アダン,フクギ,モンパノキ,アオガンピ,タイワンウオクサギ,テリハクサトベラ等の枝条および葉を採集し,付着分量をMohr法で滴定した. 2)オオハマボウは樹木の上部ほど多くの塩分が付着する.また防風林の風上林縁と風下林縁においては前者に多く,後者がそれにつぎ,林内が最も少ない.しかも,同じ樹種でも生育場所によって付着塩分量に大きな差異がある. 3)サトウキビ畑では,海岸側の葉に多くの塩分が付着し,上部ほど多くなる傾向にある.これも生育地域によって差異がある. 4)本調査では,オオハマボウとモンパノキの順に多くの塩分が付着し,他の樹種にくらべて顕著である.つぎにタイワンウオクサギ,サトウキビで,あとはアオガンピ,フクギ,アダン,テリハクサトベラの順に付着塩分量が少なくなっている. 5)表皮のクチクラ層の発達と付着塩分量は逆の関係にあるようでクチクラ層の発達した樹種は付着塩分量が少なくなっている.本調査で顕著に塩分が付着したオオハマボウやモンパノキは葉面に毛茸があり,他の樹種にくらべてクチクラ層の発達が悪い.アオガンピやフクギはクチクラ層の発達がよく,付着塩分量の少ないことは表―1からも明らかである. 6)一般にクチクラ層の発達した葉面は平滑で,光沢があるために風によってはこばれてきた塩分粒子は滑落し,あるいは付着力が弱いために風速の小さい風でも樹葉からふり落されて塩分が付着しがたく,したがって,付着塩分量の地域間の差異や高低による差異が少なくなるものと解釈される., 論文}, pages = {33--38}, title = {海岸付近の樹木の付着塩分量について (3)}, volume = {9}, year = {1970} }