@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02015304, author = {吉田, 茂 and Yoshida, Shigeru}, issue = {1・2}, journal = {沖縄農業}, month = {Mar}, note = {本小論において考察してきたことを要約すると次の通りである.沖縄における農業問題を農業所得の低位性として捉えた.農業所得を向上させるためには産出量の増大をはからねばならない.産出量増大のためには経営規模の拡大が必要であるとした.農業経営規模の拡大の捉え方としては,単なる物理的な規模の拡大としてではなく,それをも含めて実質的な規模の拡大,すなわち,各生産要素の組合わせの結果,最終的にもたらされる産出量の増大として捉えた.したがって,この意味での農業経営規模の拡大の方法としては,物理的には現在の規模のままであっても諸投入要素の組合わせの方法を再検討することによる実質的な規模の拡大をはかる方法,個別生産経営を協業化(合体)することによる実質的な規模の拡大方法,各生産体と密接に関係する外部取引(諸資源の購入および生産物の販売)を協業化することにより実質的な経営規模の拡大をはかる方法,ならびに農業経営規模拡大の基本的な方法である各生産体の物理的な経営規模の拡大による方法がある.経営規模の拡大においては,単に経済的側面にのみ重点をおいたのでは実質的な効果が伴わない場合がある.すなわち,規模の拡大にはかならず技術も規格に応じたものを導入しなければならない.技術のともなった経営規模の拡大でなければ,経営規模の拡大により産出量(産出価額)は向上するどころかむしろ規模拡大前よりも減少することさえある., 論文}, pages = {14--20}, title = {農業経営規模拡大に関する基礎的考察 ―沖縄における農業所得向上との関連において―}, volume = {11}, year = {1973} }