@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02015378, author = {高江洲, 均 and 仲本, 優 and 村山, 盛和 and 大束, 正臣 and Takaesu, Hitoshi and Nakamoto, Masaru and Murayama, Morikazu and Ootsuka, Masaomi}, issue = {1・2}, journal = {沖縄農業}, month = {Jul}, note = {成因や施肥来歴の異なる4種の土壌と,4種のリン酸質肥料を用いて,加えたリン酸がどの様な形態で土壌に蓄積されるのかを調べた。又,可給態リン酸の評価指標としてTruog法リン酸とCa型リン酸に注目し,土壌の種類に対する施肥効果や肥料の種類による効果の程度を考察した。(1)施肥されたリン酸は,Ca型リン酸,Al型リン酸,Fe型リン酸及び「その他」の有機態リン酸と難溶性リン酸の合量が各々次の様に蓄積された。ジャーガルでは,69~84%,9~20%,3~4%及び0~9%,島尻マージでは,46~73%,16~26%,11~22%及び0~12%,国頭マージ(K7)では,75~85%,10~17%,3~6%及び0~10%,国頭マージ(K4)では,32~62%,19~37%,18~25%及び0~6%であった。(2)Truog法リン酸の量は,過石区,重焼リン区,リン安区の三区とBMヨーリン区とでは,次の様に異なった。土壌へのリン酸施肥後,ジャーガルのTruog法リン酸は,前三者が1日目の保温静置によって51~41%を示したが,2カ月目は18~25%へと減少した。しかし,BMヨーリン区では,保温静置時間の期間が長くなるにつれて2%から9%へと逆に増加した。島尻マージのTruog法リン酸では,前三者は,2カ月目では,44~52%であったが,BMヨーリン区は25%と前三者よりも低かった。国頭マージ(K7)では,Truog法リン酸は前三者では,70~80%であった。しかし,BMヨーリン区は,50%とそれらよりも低かった。国頭マージ(K4)では,他の土壌の傾向とは異なり,前三者のTruog法リン酸は,31~40%であるのに対し,BMヨーリン区は,46%と高かった。(3)Ca型リン酸とTruog法リン酸の含量を比較した時,ジャーガルでは過石,重焼リン,リン安の三区のTruog法リン酸は74~24%と低かったが,他の土壌の三施肥区では,それは117~77%を示し,Ca型リン酸量とほぼ同等か,又はAl型リン酸の一部を含有した。BMヨーリン区では,ジャーガルは2~12%,島尻マージは40~52%,国頭マージ(K7)は54~64%とそれぞれ低いTruog法リン酸量を示したが,国頭マージ(K4)は68~94%とその量が高かった。(4)Ca型リン酸を可給態リン酸の指標として用いたとき,ジャーガル,島尻マージ及び国頭マージ(K4)ではBMヨーリンの施肥効果が高く,国頭マージ(K7)では,若干重焼リンの施肥効果がそれぞれ高かった。他方,Truog法リン酸を指標として用いたとき,ジャーガルではリン安,島尻マージと国頭マージ(K7)では重焼リン,国頭マージ(K4)ではBMヨーリンの施肥効果が高いことが示された。土壌中の可給態リン酸の含量は,指標の相違によって異なった。, 論文}, pages = {15--23}, title = {土壌リン酸の蓄積形態に及ぼすリン酸質肥料の影響}, volume = {21}, year = {1986} }