@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02016505, author = {中谷, 延二 and NAKATANI, Nobuji}, issue = {1}, journal = {南方資源利用技術研究会誌 = Journal of the society tropical resources technologists}, note = {わが国の平均寿命は世界に類を見ない速度で伸び、長寿国の上位の座にある。しかし、最近はがんや動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病が急増し、あわせてメタボリツクシンドロームのリスクが高まっている。このような背景から国民の健康への関心が高まり、日常の生活の見直しが取り組まれている。その中でも食生活は生命の維持のみならず、健康を増進するための最も重要な生活因子のひとつである。近年、わが国では食品の機能に関する研究が活発に進められてきた。すなわち、栄養機能、嗜好性に関わる機能、生体調節機能の3つの機能である。われわれが日常的に摂食する香辛植物、その中でも香辛料(スパイスおよびハーブ)または薬味と呼ばれる食材は人類の長い歴史の中でそれぞれの地域、民族によって固有に選抜され、利用されてきた。それらは芳香や刺激味のある植物の種子、果実、花蕾、葉、樹皮、根茎などに由来する食材である。その特有の風味は食品に香り、味、彩りを付与して「おいしさ」を豊かにし、食嗜好性を高める。古代エジプトやインドではスパイスは紀元前数千年の頃から薬剤として、また保存料としても使用されたほか、さまざまな儀式において薫香剤としても用いられていた。香辛料はいわゆる食品の二次機能である嗜好性や三次機能の生体調節機能性(抗菌性、抗酸化性など)を有する機能性に満ちた食材である。本稿では香辛料を中心とした香辛植物が含有する成分のもつ機能性を概説する。併せて沖縄に産するいくつかの香辛植物の機能性成分についてもふれたい。, 論文}, pages = {1--7}, title = {[総説]香辛植物の食品機能}, volume = {28} }