@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02016567, author = {徳元, 正和 and TOKUMOTO, Masakazu}, issue = {1}, journal = {南方資源利用技術研究会誌 = Journal of the society tropical resources technologists}, note = {マコモの茎頂組織を用いて、多芽体形成に及ぼす各種植物ホルモンの影響について調べた。また、組織培養苗の特性について調査した。マコモ茎頂組織を培養するには、寄生する黒穂菌の除去が前提となるが、マコモの生育時期により黒穂菌によるとみられる培養培地の汚染率に差が見られた。すなわち、生殖成長(肥大成長)期には汚染率が高く、分ゲツ期には汚染率は低かった。オーキシン(NAA、IAA、IBA)とサイトカイニン(BA、カイネチン、ゼアチン)の各組み合わせの培地では、茎頂から直接の多芽体誘導は見られなかった。しかし、2、4-Dとカイネチン組み合わせの培地では、マコモ茎頂組織から緑色細胞塊(カルス)が誘導された。同カルスはシュート形成能が高く、同液体培地での継代及び増殖が可能なことから、イネ科植物のシコクビエ茎頂分裂組織から誘導された緑色培養体のSupradomeと類似の細胞塊と見られる。マコモの緑色カルスからBA、カイネチン、ゼアチンの単独あるいはNAAとの組み合わせ固体培地で、良好な多芽体の形成が見られた。組織培養で増殖した培養苗は、対照区に比較して分ゲツ数の増加が見られた。しかし、マコモタケの形成は見られず、花穂の形成が確認された。これは、マコモタケ形成に関与するとみられる、黒穂菌の除去によるものと考えられる。, 論文}, pages = {15--19}, title = {[報文]組織培養によるマコモの増殖と培養苗の特性}, volume = {11} }