@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02016603, author = {高橋, 誠 and 豊川, 哲也 and 具志堅, 健作 and 赤松, 隆行 and TAKAHASHI, Makoto and TOYOKAWA, Tetsuya and GUSIKEN, Kensaku and AKAMATSU, Takayuki}, issue = {1}, journal = {南方資源利用技術研究会誌 = Journal of the society tropical resources technologists}, note = {3.1 in vitro試験による商品レシピの検討 アカメガシワ、エンサイ、ニシヨモギ、グアバ葉、桑葉の乾燥粉末(1OOg)を蒸留水及び50%エタノール2.0ℓで加熱抽出した。抽出温度は蒸留水が95℃、50%エタノールが78℃でそれぞれ1時間抽出した。濾液を凍結乾燥してをサンプルとした。これらを酵素阻害活性を指標として商品に用いる素材の検討を行った。その結果、桑葉抽出エキス末がスクロース、マルトース、デンプン分解酵素阻害活性に、グアバ葉の抽出エキス末がα-アミラーゼ阻害活性及びリパーゼ阻害活性に対して高い活性を示した。また、熱水及びエタノール抽出液の阻害活性に有意な差が認められなかった。よって、素材としては桑葉及びグアバ葉を、抽出溶媒としてはより簡便で経済的な熱水を用いることになった。次に、これら素材が食された場合、胃及び小腸内の過激な環境(消化酵素、pH)において酵素阻害活性が失活する可能性があることから市販酵素であるペプシン及びパンクレアチン処理を行い、これまでの酵素阻害活性試験を行った。その結果、消化酵素にさらされた後でも酵素阻害活性を示した。また、スクロース、マルトース、デンプン分解酵素及びα-アミラーゼ、リパーゼの阻害活性をすべて示す桑葉及びグアバ葉の配合比率を検討した。すべての試験において有意差があり、且つ、阻害活性率80%以上を認めた桑:グアバ=1 : 3の混合比を商品レシピにおける混合比とした。次に、薬草類にキノコ菌糸体エキス及び賦形剤を加えた商品形態に近いサンプルを用いて同様の酵素阻害活性を測定したところ、スクロース分解酵素阻害活性以外はすべて高い阻害活性を示した。3.2 in vivo試験及びヒ卜負荷試験による抗糖尿病効果の確認試験) in vitro試験で決定したレシピにおける商品サンプル及びキノコ菌糸体複合エキス、桑/グアバ葉エキス複合、グアバ葉エキス、桑エキス、ベイスン錠を糖尿病モデルマウス(STZ投与)へ長期投与を行い、成分単体の投与と商品サンプルの投与において血糖値や体重変化に違いがあるか確認した。その結果、商品サンプルに高い血糖値上昇抑制作用及び体重減少抑制作用を示した。次に、正常マウスに糖負荷30分前及び同時に商品サンプルを投与してグルコース及びデンプン摂取後の血糖値上昇抑制作用の違いを確認することで、商品サンプルの摂取のタイミングを検討した。その結果、グルコース及びデンプン負荷においてサンプル同時投与よりも糖負荷30分前におけるサンプル投与の方が高い血糖値上昇抑制作用を示した。さらに商品レシピに従って打錠品を作成し、当社内健常者を対象に糖負荷試験を行い、食後の血糖値上昇抑制効果があるか確認を行った。その結果、最も高い血糖値を示す糖負荷30分後の血糖値に対して有意な抑制作用を示した。3.3 今後の展開 in vitro試験で決定したレシピによる錠剤の商品を検討している。錠剤は200mg/粒の三角錠で、薬草類20%、キノコ菌糸体エキス30%を含有する錠剤としては有効成分を高濃度に含む商品を検討しており、外注試作試験により技術的に商品化可能であることを確認している。今後は、今年度中の製品販売を目標に、資材及び工場生産の検討を行う予定である。, 論文}, pages = {13--22}, title = {[報文]糖尿病の予防、病態遅延を目的とした健康補助食品の開発}, volume = {19} }