@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02016608, author = {池間, 洋一郎 and 照屋, 輝一 and IKEMA, Youichirou and TERUYA, Kiichi}, issue = {1}, journal = {南方資源利用技術研究会誌 = Journal of the society tropical resources technologists}, note = {ゲットウ植物の利用展開に資することを目的に,これまでに行われてきたゲットウ,タイリンゲットウの研究並びにこれらを利用した製品の開発状況を紹介した。ゲットウに関する研究はすでに台湾で1914年頃から始められ,県内では沖縄県工業技術センター,琉球大学他で研究された。台湾産ゲットウや沖縄産のゲットウ,タイリンゲットウの葉部精油の成分が報告されている。タイリンゲットウ葉部精油を黒カビや青カビ等の代表的な5種類のカビ,大腸菌や食品腐敗菌4種に対して抗菌性を検討され,いずれの微生物に対しても生育抑制効果が認められている。安全性を明らかにするため,タイリンゲットウの葉部精油と葉部粉末の毒性について急性毒性,亜急性毒性試験の動物試験が行われ,その他に変異源性試験,生理機能試験が行われた。急性毒性試験では,タイリンゲットウ葉部精油が弱毒,タイリンゲットウ葉粉末は無害であるという結果が得られている。ダニに対するタイリンゲットウ精油の忌避効果も確かめられている。その他にもゲットウ茎部,根茎,種子の成分について報告がある。悪臭成分メチルメルカブタンに対するゲットウとタイリンゲットウの葉部,茎部の抽出物及びタイリンゲットウ茎部搾汁液の消臭性を検討し,いずれにも消臭性が認められている。ゲットウ植物の製品化については,葉部を乾燥して粉末にし,食品素材として日本そばや沖縄そば,線香,健康食品が開発されている。近年では化粧品の分野にも応用され,抽出物を抗老化化粧品原料,精油を天然系抗菌剤にこ利用されている。稲藁の代替原料としてタイリンゲットウ茎部繊維を用いた畳床が開発され,最近では衣服用繊維が開発されている。, 論文}, pages = {9--17}, title = {[総説]ショウガ科植物ゲットウ、タイリンゲットウの有効利用に関する研究}, volume = {20} }