@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02017647, author = {花木, 宏直 and Hanaki, Hironao}, issue = {18}, journal = {沖縄地理}, note = {本研究では,明治中~後期に沖縄県で移民斡旋に従事した熊本県鏡町出身者に注目し,彼らの経歴や属性と移民斡旋の展開を検討した.鏡町は有明海の干拓地にあり,鏡町出身者も全国的動向と同じく公務や農業と移民斡旋に並行して従事していた.しかし,彼らは必ずしも上位の農村の資産家ではなく,中位や下位の農村の資産家が資産運用の一環として移民斡旋へ展開した.その際,先発送出地域ではなく,新規参入のしやすい後発送出地域を選定していた.鏡町出身者の事例を通じて,後発送出地域ゆえに沖縄県外出身者の中位や下位の農村の資産家が進出し海外移民が送出されていくという,明治中~後期の沖縄県における海外移民送出初期の動向の一端が明らかになった.}, pages = {35--46}, title = {[論説] 近代沖縄における海外移民送出と熊本県鏡町出身者との関係} }