@article{oai:u-ryukyu.repo.nii.ac.jp:02017694, author = {有賀, 夏希 and Ariga, Natsuki and Aoki, Hisashi and 青木, 久}, issue = {16}, journal = {沖縄地理}, note = {日本では毎年多くの自然災害が発生している.高等学校地理A の教科書では2009 年3 月告示の新学習指導要領から「自然環境と防災」が導入され,日本における自然災害について自然環境との関連で扱われるようになった.自然災害は自然現象が人間社会に被害を与えることにより発生する.自然災害学習では,自然環境の特色という視点からだけでなく,被害の大小を規定する人間社会側の要因も含めて教えることが重要である.そこで本研究では,自然災害に与える人間社会の影響を学習することを目的とした教材の作成を試みた.まず日本における自然災害の特徴を概観するための教材として,過去約100 年間の大規模な自然災害に関する年表を作成した.この年表を用いることにより,自然災害の発生や規模が社会的条件に大きく左右されることを学習させることができる.次に,日本のどの地域でも起こりうる自然災害の一つである地震災害を取り上げ,人口密度や住宅密集度などの社会的条件が地震災害の大きさに影響を与えることや,地震災害のしくみを理解させるための図表を作成した.本研究で作成した図表は,人間社会に自然現象が作用して自然災害が発生することの理解を深める教材として有効であると考える.}, pages = {79--86}, title = {高等学校地理における自然災害学習に活用可能な教材作成の試み} }